埼玉からリフォームが変わる！

7日も工事が延びれば、会社の利益が減ってしまう

色々な現場をみるとよくわかるのですが、
現場によっては本当に手間ばかり掛かってしまう現場もあって、
このような現場では、
施工業者は泣き泣き仕事をしなければならないことが多々あります。

例えば、外構工事といえば、皆様は「同じブロック積みじゃない！」と
思うかもしれませんがそうではないのです。

掘削（土を掘ること）ひとつにしても、コンクリートガラやゴミなどがたくさん埋まっていれば、
それだけの手間が掛かりますし、50センチ位しか幅のない犬走り部分でブロックを積むとなると、
これまた手間が掛かります。

これだけで7日も工事が延びることはないかもしれませんが、
もし予想以上に手間が掛かって10日も工事が延びてしまったとしたら、その現場は赤字になってしまいます。

だからといって、お客様に手間分の追加料金を請求できるわけでもありません。

その為、多くの建築業者の方は、現場を見る前に大体の値段を言うことを避けているのです！

以前施工を担当した業者がいい加減ならいい加減なほど、依頼された業者は大変

特にリフォームでは予想もできないようなことが起こります。
これを読んでいる方の中には、「あなた達プロじゃない！」と
思った方もいるかもしれませんが、 他人の施工した工事には
フタをあけてみなければわからないことも多々あるのです。

私が経験した中で一番驚いたことは、
これまた外構工事に関することなのですが、

ブロックとブロックの間にモルタルがまったく充填されていない（モルタルが入っていない）のです！

そのとき私は、「一部だけヒビが入ってしまったブロックの取替え工事」にいったのですが、
カッターを入れてヒビの入ったブロックだけを取り出してみると、なんとびっくり！！！

チョットした衝撃で、ドンドン周りのブロックが落ちてくるではありませんか！
しかもモルタルは充填されてないし・・・

こんなことがあっても、お客様から追加で費用を頂くことはなかなかできません。

このような経験があればあるほど、現場を見るまでは大体の値段をパッと言えなくなるのです。

誰だって少しでもウマミのある仕事がしたい

きれいごとをいうつもりはありません。

誰だって、利益が大きい仕事がしたいはずですから・・・

それでも、物事には限度があります。

腕に自信のある業者や、よい材料を使用している業者、
お客様には見えない部分でもしっかりした仕事をする業者などが
高い単価で見積書を出す分にはよいと思うのですが ！

なかには「素人さんにはわかるまい」と
少しでも高い工事代金を請求しようとする
悪質な業者も存在します。

それを見極めるのは、建築業界の人でも難しいのではと思います。

建築業界では、現場をみないで大体いくら位になるかをペラペラ喋ることを嫌います。
それは、このページで説明したようなことが多々あるからです。

これからは、なるべく「どうして同じ工事なのに、大体の値段が言えないの！」と
イライラするのではなく、「どんな理由で大体の値段が言えないのですか？」と聞いてみましょう。

それが一番、悪徳業者か信頼できる業者を見分けるポイントとなりますから！