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一つ一つの値段には必ず根拠がある!

施工業者に依頼する場合でも、元請業者に依頼する場合でも
一つ一つの値段の根拠を説明してもらいましょう。

多くの方は見積もり金額を比較してしまいがちですが、それは間違いです。
なぜなら、どこの業者も同じ材料を使用するわけでもなく、
同じ手間をかけて工事をする訳ではないからです。

   

値段の根拠を説明してもらうときには、
「どうしてこの材料を使用するのか」、「一つ一つの工事はどのような工程でおこなうのか」、
「施工完了までにかかる日数」「どのくらいの人工になるのか」ということを必ず担当者に聞いてください。

この時に、しっかりとした説明ができなければ、それはドンブリ勘定の業者かもしれません。

ドンブリ勘定の業者は、「大体このぐらいの金額で請求しておけば赤字にならないだろう」と
いうような感じで見積書を作成するケースが多く、
大幅な利益を見込んでいる場合があります。

ひどいところになると見積書を出さない業者もありますが、そのような業者は問題外です。
絶対に依頼するのはやめましょう。※どんな小さな工事でも見積書を出すのが当たり前です。

一方しっかりしている業者は、当然ですが見積もりを出す際に
「工事で使用する材料はどのぐらいか」、「工事の日数と人工はどれぐらいか」、
「工事完了までにかかる会社経費はどのぐらいか」と原価計算をしています。

 
 

見積書を見る際に、
もうひとつ注意しなければいけないのは、「一式」表記や「材工」表記です。

一式表記とは、「○○工事 一式 △△円」というもので、
工事の詳細を記することなく一式で表記することをいいます。

一方の材工表記とは、「○○工事 一式 △△円 (材工)」というもので、
材料費と工賃の詳細を記することなく、
材料と工賃込みで△△円と表記することをいいます。

   

小規模な工事や1日で終わってしまうような工事なら、一式表記や材工込みの見積書でもいいのですが、
そうでない工事の場合にまで、一式表記や材工込みの見積書を提出する業者には問題があります。

なぜなら、このような見積書だと「工事で使用する材料の値段」や「職人さんの手間賃」や
「会社の経費や利益」が把握することができないからです。

別に業者が利益を取ることはいけないことではないので、
妥当な値段で見積書を出しているのであれば業者はある程度の説明をすべきです。

もちろん、今回の工事では「会社にこれだけの利益があります」と報告する必要はありませんけど(笑)

   

ついつい値段に目がいってしまいがちですが、
大事なことは、全体の値段よりも「施工内容」、「使用する材料」、「値段の根拠」にあるのです。

手抜き工事は絶対にイヤだと考えている方は、必ず確認してみてください。

  • 見積もりの際には値段だけでなく、値段の根拠となる「施工内容」、「使用する材料」を比べること!
   
 
 
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